解剖学

【国家試験対策】関連付けで覚える下肢の関節とその骨のまとめ

【国家試験対策】関連付けで覚える下肢の関節とその骨のまとめ

おはようございます😁 もぬけです。

このサイトは鍼灸師・柔道整復師国試対策の内容をまとめています。
あくまで国家試験対策のまとめですので臨床的なものは含んでいません。

このページのポイント
 
 下肢の関節について学ぶ
 下肢の骨について学ぶ
 下肢の骨と関節を覚える
 

[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em 0.5em; border-color: #AADDff !important;background: #FFFFFF;box-shadow: 0px 0px 0px 2px #d6ebff; border-style: dashed !important; min-height: 100px !important; ” align=”center” random=”true”][q multiple_choice=”true”]問題:Lisfranc〈リスフラン〉関節を構成するのはどれか。

[c]距 骨
[c]踵 骨
[c]舟状骨
[c*]立方骨

[x]正解は「立方骨」です。
[/qwiz]

上記のような足関節をはじめとした下肢の関節や骨を完全解説していきます。

下腿の骨について

下肢の骨は体感との連絡を果たす下肢帯と、股関節より遠位の自由下肢の骨に分けられる

下肢帯とか上肢帯とかいう言葉がたまに国試に出てきますが、念の為ここでまとめ直しておきます。

上肢帯を構成する骨

 鎖骨
 肩甲骨

下肢帯を構成する骨

 寛骨

「下肢帯・上肢帯はどれか」という問題は知っていたら取れる問題です。
なのでここは絶対覚えておくポイントですね。

寛骨について

寛骨は最も大きい扁平骨で、骨盤の左右をなす。思春期までは腸骨、坐骨、恥骨の3骨に分かれており、3骨の会合部はY字型の軟骨で結合される。成人ではY字軟骨が骨化して癒合し(骨性結合)、1つの寛骨になる。

教科書読んで初めて知ったんですが、思春期までは寛骨って分かれていたんですね…
生まれたときから1つになっていたと思っていました。

また寛骨=骨盤ではありません。
骨盤は左右の寛骨と仙骨・尾骨まであわせてはじめて骨盤となります。

それはさておき、最も大きい扁平骨というキーワードも頭に置いておきましょう。
骨の形状によっても分類があって寛骨は扁平骨に分類されます。
肩甲骨は扁平骨として有名なため「最も大きい扁平骨はどれか」と聞かれた時に間違えないようしておきます。

寛骨の覚えるポイント

 腸骨・坐骨・恥骨に分かれる
 最も大きい扁平骨

寛骨は上記の通り3つに部分分けすることができそれぞれに特徴的な名称がついている部位があります。

腸骨について

腸骨は、寛骨臼上部からさらに情報へ扇状に広がった骨で、内面と外面から筋に挟まれる

まずは腸骨から説明していきます。

腸骨の覚えるポイント

 腸骨稜は腹部と臀部の境界線
 耳状面で仙骨と関節する

説明すると言っておきながら、そこまで絶対に覚えておかないと行けないものはありません。
いや、あるにはあるんですが骨ではなく、筋肉の起始停止の際に腸骨につく筋肉がどれかは覚えていないといけません。骨では別に覚えることはあんまりありません。

坐骨について

坐骨は完骨株の広報部をなす「L字型」の骨である

腸骨部分とちがって坐骨は結構覚えることがあります。

坐骨の覚えるポイント

 坐骨結節は体表から触れる
 大坐骨切痕と少坐骨切痕がある。

「体表から触れる事ができるのはどれか」という問題で坐骨結節を選ぶ問題は簡単に作れます。

大坐骨切痕と小坐骨切痕は仙棘靭帯と仙結節靭帯靭帯により大坐骨孔と小坐骨孔になります。
この中を通るものがよく出題されていますので覚えておきます。

大坐骨孔は更に中を通る梨状筋によって梨状筋上孔と梨状筋下孔に分けられます。
(ややこしいですね)

坐骨の「孔」

 大坐骨孔
  梨状筋上孔
  梨状筋下孔
 小坐骨孔

梨状筋上孔を通過するもの

 上殿動脈
 上殿静脈
 上殿神経

梨状筋上孔は上とついているだけあって上殿シリーズが全部通ります。
簡単ですね。でも梨状筋下孔の方はちょっとややこしい

梨状筋下孔を通過するもの

 下殿動脈
 下殿静脈
 下殿神経
 内陰部動脈
 内陰部静脈
 陰部神経
 坐骨神経
 後大腿皮神経

リカコ、ザコでナイーブな工大の家電をバン!
リカコ(梨状筋下孔)ザコ(坐骨神経)でナイーブ(内陰部VA・陰部N)な工大(後大腿皮神経)の家電(下殿)をバン(VAN)!

こうなってくると思考が停止してしまいますよね。ゴロで覚えないとここは覚えきれない…

あ下肢の〇〇孔シリーズをまとめた【note.com】があります。
あわせてみていただければ点数アップに繋がりますよ。

note.comでも勉強する

 筋裂孔・血管裂孔など下肢にある穴重要ポイントまとめ

恥骨について

恥骨は寛骨下部の前方部をなす「くの字型」の骨で、坐骨とともに閉鎖孔を囲む。

閉鎖孔の上部に閉鎖管というものがありここを通るものも覚えておきます

閉鎖管を通過するもの

 閉鎖動脈
 閉鎖静脈
 閉鎖神経

これも簡単ですが内閉鎖筋とか外閉鎖筋とかは通りません。

骨盤について

左右の寛骨と仙骨・尾骨とで作られる骨のうつわである

先程までは寛骨の説明でしたが、続いて骨盤についてまとめていきます。

骨盤=寛骨だった人はここで覚え直しが必要です。

骨盤を構成するもの

 左右の寛骨
 仙骨
 尾骨

例えば「骨盤は左右の腸骨・坐骨・恥骨からなる」という選択肢は誤りです。

あまり出題は出ないですが、骨盤にある靭帯をまとめておきます。

骨盤にある靭帯

 仙腸靭帯
 仙棘靭帯
 仙結節靭帯

仙骨と寛骨とが耳状面で連結している部分を仙腸関節と言います。
ここは上記のような靭帯でガチガチに固定されていますのでほとんど動きません。

ほぼ動かない関節を「半関節」といいます。

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また骨盤で一番出題される所をまとめていこうと思います。
骨盤で一番出題されるところは「骨盤の性差」です

男女の差で骨盤の形状が変わります。だいたいイメージと反対です。

違い 男性 女性
骨盤上口の形 ハート形 横楕円形
恥骨下角 60度 90度
骨盤腔 狭く・漏斗型 広く・円筒形
閉鎖孔の形 卵円形 三角形
仙骨 幅狭く・長い 幅広く・短い
岬角(こうかく) 突出する 突出しない

すごくややこしいんですが、「ハート型」とか「卵円型」とかだけ覚えていると次の出され方をするとしんでしまいます。

[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em 0.5em; border-color: #AADDff !important;background: #FFFFFF;box-shadow: 0px 0px 0px 2px #d6ebff; border-style: dashed !important; min-height: 100px !important; ” align=”center” random=”true”][q multiple_choice=”true”]問題:女性の閉鎖孔の形はどれか

[c]円筒形
[c*]三角形
[c]ハート形
[c]横楕円形

[x]正解は「三角形」です。
[/qwiz]

これは表を見ながらだと答えられますが、どこがどの形になっているかも覚えないと点数が取れない問題です。

卵・ハートと横楕円・三角だったら卵・ハートのほうが女性っぽいとかいうイメージと反対になってることも多いのでそれも注意です。

股関節について

股関節はボール状の大腿骨頭が寛骨臼にはまり込んで構成される。

 

股関節の覚えるポイント

 肩関節を同じ球関節
 球関節であり、臼状関節である
 関節唇がある
 大腿骨頚は滑膜に覆われる
 大腿骨頚は骨膜を欠く

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まず関節については上記の記事にまとめておりますので「球関節」とか「臼(状)関節」とかが心配な人はあわせてお読みいただければスッキリすると思います。

股関節で重要なポイントは大腿骨頚に「骨膜」が無いことです。
骨折をした場合、骨膜から栄養され、骨は治癒されていきます。しかし大腿骨頚が関節内に入り骨膜が無いことで治癒が遅くつながらずに骨壊死になることがあります。

関節唇も肩関節にしかないと思いこんでいる方もいますが、股関節にも関節唇は存在します。
ホント意外に盲点で間違えることがあります。

股関節の靭帯について

股関節の主な靭帯は以下の4つです。

股関節の靭帯について

 大腿骨頭靭帯:関節内靭帯
 腸骨大腿靭帯:体中でもっとも強靭
 恥骨大腿靭帯:
 坐骨大腿靭帯

覚え方ですが、「大腿」が入っているものがだいたい股関節の靭帯です。

徹底解説なのでかく靭帯についても詳細を書いていますが覚える必要はありません。

大腿骨頭靭帯

大腿骨頭靭帯は、大腿骨頭と寛骨臼の間を張る靭帯で、「関節内靭帯」です。
大腿骨頭靭帯の中を栄養血管が通り、大腿骨頭を栄養します。

腸骨大腿靭帯

関節包の内面で腸骨と大腿骨との間に張り、股関節の上方及び前方を補強するY字型の靭帯です。

身体の中でもっとも強靭な靭帯と言われています。

こうやって聞くと、ふーんで終わりますが、「身体でもっとも強靭な靭帯は次のうちどれか?」という問題が出た際に選択肢に「腸脛靭帯」や「膝蓋靭帯」があったらどうでしょうか。
あんまり聞いたことのない「腸骨大腿靭帯」ではなく上記の2つを選びそうになりませんか?

なので少しだけ意識しておいてもらえたらと思います。

恥骨大腿靭帯

関節包の表面で恥骨と大腿骨との間に張り、股関節の下方を補強する

坐骨大腿靭帯

関節包の表面で坐骨と大腿骨との間に張り、股関節の後方を補強する

骨盤・股関節と来たので次は膝関節についてです。

膝関節について

膝関節は、大腿骨の下端(内側顆・外側顆)と脛骨上面(内側顆・外側顆)とが対面してできる。

 

膝関節の覚えるポイント

 腓骨は関節に関与しない
 蝶番関節であり、顆状関節でもある

大腿骨の内側顆・外側顆と脛骨の内側顆・外側顆が関節しているので顆状関節に属しています。

でも機能的には折りたたむように曲がるため蝶番関節です。

膝関節で一番出題されるのが「腓骨は関節に関与しない」ってところです。

[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em 0.5em; border-color: #AADDff !important;background: #FFFFFF;box-shadow: 0px 0px 0px 2px #d6ebff; border-style: dashed !important; min-height: 100px !important; ” align=”center” random=”true”][q multiple_choice=”true”]問題:膝関節に関与しないものは

[c]脛骨
[c*]腓骨
[c]膝蓋骨
[c]大腿骨

[x]正解は「腓骨」です。
[/qwiz]

こういう出し方をしてきます。

膝関節の靭帯について

膝関節を補強する主な靭帯は以下の通りです

膝関節に関与する靭帯

 前十字靭帯
 後十字靭帯
 内側側副靱帯
 外側側副靭帯
 膝蓋靭帯

結構有名な靭帯ばかりなので間違えないかもしれません。腸脛靭帯とかは関与してそうで関与していません。

これも順番に詳しく説明をしていきます。

膝十字靭帯について

前後の動揺を抑える靭帯です。

内側側副靱帯

内側上顆と脛骨内側顆との間にある靭帯です。

外側側副靭帯

外側上顆と腓骨頭の間にある靭帯です。腓骨頭から上方にたどると触ることができます。

膝蓋靭帯

大腿四頭筋の停止腱の一部。膝蓋腱反射に使用される

膝半月板について

膝関節腔内で大腿骨と脛骨との間に家財知る外側・内側半月は、三日月型の線維軟骨版である。

鍼灸師の国家試験ではあまり出題されませんが、柔道整復師は内側半月と外側半月の形を問われることがあります。

内側半月は「C型」、外側半月は「O型」を呈します。

内側半月半月のほうが身体の中心に近いので「Center」の「C」外側が「Outer」の「O」と覚えると楽勝です。

足関節について

足根間関節は、7つの足根骨間にできる関節の総称である。6種類の関節があって、個々の関節の動きは小さい。なかでも距骨下関節。距踵舟関節・踵立方関節は協力して足の内反と外反に関与する。

 

足根間関節のまとめ

 距骨下関節
 距踵舟関節
 踵立方関節

リスフラン関節・ショパール関節が入っていないことに気づかれましたか?

ショパール関節とリスフラン関節は足関節の分野ではかなりの出題頻度です。

実は、ショパール関節は上記の関節のうち距踵舟関節と踵立方関節を両方をあわせたものを言います。

ショパール関節まとめ

 距踵舟関節+踵立方関節
 横足根関節の別名
 踵骨の前にある関節

ショパール関節を構成するのは「距骨」「踵骨」「舟状骨」「立方骨」なので「きょしょうしゅうりつ」とおぼえておきます。

同様に、リスフラン関節についても説明していきます。

リスフラン関節は遠位の足根骨と中足骨との間の関節です。
第1~第3中足骨までが楔状骨(けつじょうこつ)、残りの第4~5中足骨が立方骨と関節しています。

リスフラン関節まとめ

 足根中足関節の別名
 立方骨の前にある関節

ショパール関節とリスフラン関節が足根骨の関節で間違えやすいポイントでよくどっちがどっちかわからなくなることがあります。

ショパール関節はの「ショ」を踵骨の「しょ」
リスフラン関節は「リ」が立方骨の「り」

ショパール関節はの「ショ」を踵骨の「ショ」と覚え、踵骨の前の関節と覚えます。
リスフラン関節は「リ」が立方骨の「り」と覚えます。
これでショパール関節もリスフラン関節も覚えることができます。

足底にある靭帯について

足底においては、ショパール関節をまたぐ複数の靭帯が強靭に張る。

足底の靭帯をまとめて足底足根靭帯と言います。

足底足根靭帯

 足底踵舟靭帯
 長足底靭帯
 底側踵立方靭帯(短足底靭帯)

上記の靭帯名は覚えなくて大丈夫です。

ただ「底側踵舟靭帯」は別名「スプリング靭帯」とも呼ばれています。
ここだけでも覚えておいてもいいかもしれません。

下肢の関節と骨のまとめ

あんまり出題されないところもおおいですが、骨盤の性差とリスフラン関節・ショパール関節はぜひ覚えておいてください。その他は余力があったり、時間があるときにでも勉強していただけると点数はアップすると思います。

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