おはようございます😁 もぬけです。
このサイトは鍼灸師・柔道整復師国試対策の内容をまとめています。
あくまで国家試験対策のまとめですので臨床的なものは含んでいません。
脳性麻痺について学ぶ
脳性麻痺の分類と特徴を覚える
脳性麻痺の随伴症状を覚える
発達テスト(発達のマイルストーン)を学ぶ
[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em 0.5em; border-color: #AADDff !important;background: #FFFFFF;box-shadow: 0px 0px 0px 2px #d6ebff; border-style: dashed !important; min-height: 100px !important; ” align=”center” random=”true”][q multiple_choice=”true”]問題:脳性麻痺について正しい記述はどれか。
[x]正解は「運動の永続的障害である。」です。
[/qwiz]
小児の脳性麻痺については上記のような出題で出たことがあります。
もくじ
脳性麻痺について
受胎から新生児(生後4週間以内)までの間に生じた脳の非進行性病変に基づく永続的な、しかし変化しうる運動及び姿勢の異常であり、その性状は2歳までに発現する。
進行性疾患や一過性の運動障害は除去する。
生後4週間以内
非進行性病変
永続的なもの
脳性麻痺の定義はよく出題されます。
生後4週間以内で生じた脳障害で運動発達異常です。
脳性麻痺の原因について
続いて脳障害の原因についてまとめていきます。
あんまり出題されませんので「なるほど」って思うぐらいでOKです
【胎児期】
ウイルス感染
薬剤
仮死
【出産時】
頭蓋内血腫
核黄疸
【出産後】
けいれん
低酸素脳症
低血糖
脳炎
頭部外傷
発生頻度は0.2%前後になります。
脳の病変でない「重症心身障害児」は脳性麻痺には含まれません。
脳性麻痺の分類
分類はよく出題されます。
痙直型(50%:最も多い)
アテトーゼ型
緊張型
非緊張型
失調型
混合型
分類は、上記の4つなんですが覚えるのは「痙直型(最も多い)」です。
なぜかいつも選択肢でアテトーゼ型が最も多いって言うものがありますのでそれが誤り。
大半が痙直型とアテトーゼ型なんです。そしてこれらの症状は脳の障害部位によって運動麻痺以外にもいろいろな症状があります。
失調型の原因は水頭症などです。
ここまでで国試の問題の6割ぐらいは終わりです。
ここからはさらに点数を取りたい人や普通に学びを深めていきたい人に向けてまとめています。
脳性麻痺のリスクについて
乳児期における早期診断は、脳の可塑性の高い乳幼児期の介入開始のために必要である。必要ではあるが診断は困難である。
そのため、リスクがあったかどうかは診断基準に重要です。
妊娠中の異常
新生児仮死
無酸素脳症
未熟児
重症黄疸
みたら多分そりゃ危ないよねと思うようなものなので一度見ておけばOKです。
脳性麻痺の3徴候について
これもあんまり出題されません。3徴候とついているのでいずれ出題される可能性はあります。
低体重
吸啜薄弱
低緊張(ぐにゃぐにゃ児)
この3つが揃っていたら脳性麻痺の可能性が高いと言えます。
脳性麻痺の随伴症状について
運動障害
精神発達遅滞
痙攣
行動異常
情緒障害
聴覚障害
言語障害
目の障害
歯の障害
知覚障害
特に大切なのは上の3つですね。「運動障害」「精神発達遅滞」「痙攣」は覚えておくといいですね。
運動障害について
単なる運動麻痺ではなく、脳性運動発達障害によるものや遅延と考えられている。
治療は少しでも正しい運動発達を獲得させようという考え方から訓練プランが作成される。異常筋緊張もよく見られる。口腔反射が強く、背中が常に反り返ったり、上司を常に新展開内意図するなどのパターンがある。
多分よくわからない脳性運動発達障害について補足しておきます。
脳性運動発達障害は本当では原始反射が出現する年齢になっていても出てこないまたは消失しないと行けない年齢なのに残っている状態です。
原始反射については長くなるので、「note.com」にまとめています。
精神発達遅滞について
知能の障害を伴うことは多いが、麻痺の程度とは必ずしも一致しない。特にアテトーゼ型は良好な知能が保たれていることが多い。運動麻痺による体験付属が精神発達遅滞にならないように注意する。
ここでは知能障害が必ず発生するわけではないことを覚えておきます。
アテトーゼ型は知能が保たれていることが多いなのでこれも必ずしも知能は正常というわけではないことも注意ですね。
脳性麻痺をチェックする代表的な反射について
原始反射についてはnote.comの記事でもまとめましたが、ここでは脳性麻痺で確認される代表的な反射をお伝えします。
パラシュート反射
モロー反射
自動歩行
引き起こし反応
非対称性緊張性頸反射
特に上の2つは重要です。
モロー反射は成長ととも消失しますがパラシュート反射は消失しません。
脳性麻痺とモロー反射の組み合わせはたまに模試などで見かけることがあります。
正常発達との比較
乳児期にははっきりしない場合が多く、なんとなく活動度の低い赤ん坊という程度に見えます。次第に首がいつまでも座らないなどの遅れを感じ気づいていきます。
正常発達過程との比較は診断上、重要でリハビリテーション医学ではkey monthにおけるマイルストーンを使用しています。
key monthにおけるマイルストーンの概略
マイルストーンの概略を以下にまとめます。
【4ヶ月】
あやすと笑う
物をよく見て追いかける
首がすわる
など
【7ヶ月】
おすわりができる
布掛けテスト
手を伸ばしてものを掴む
など
【10ヶ月】
つかまって立つことができる
はいはいする
パラシュート反射
など
【18ヶ月】
ホッピング反応
手を引くと階段を昇る
上手に歩けるようになる
など
かなり簡素化してかきました。他にももっとたくさんあり覚えきれません。
よく出題されるのは「首がすわる」・「おすわりができる」・「ハイハイする」です。
最低でもこの3つの年齢は覚えておきます。
小児の脳性麻痺のまとめ
脳性麻痺=小児脳性麻痺を意味しており、おとなになってから脳性麻痺になるというのはありません。
あるとしたらまた別の名前がついていたり脳血管障害として分類されます。
前半部分はよく出題されますので眼を通していただければと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。

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