解剖学

【国家試験対策】ゴロで丸暗記!解剖学の「組織の分類と特徴」覚え方を徹底解説

【国家試験対策】ゴロで丸暗記!解剖学の「組織の分類と特徴」覚え方を徹底解説

おはようございます😁 もぬけです。

このサイトは鍼灸師・柔道整復師国試対策の内容をまとめています。
あくまで国家試験対策のまとめですので臨床的なものは含んでいません。

このページのポイント
 
 組織について学ぶ
 上皮組織について覚える
 結合組織・支持組織について学ぶ
 

上皮組織や結合組織・支持組織についてまとめていきます。これらの他に筋組織や神経組織がありますが、この2つは説明が長いため別のタイミングでご紹介させていただきます。

早速ですが、現在のこの分野の理解度の確認のため下記の問題に挑戦してみてください。

[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em 0.5em; border-color: #AADDff !important;background: #FFFFFF;box-shadow: 0px 0px 0px 2px #d6ebff; border-style: dashed !important; min-height: 100px !important; ” align=”center” random=”true”][q multiple_choice=”true”]問題:誤っているのはどれか。

[c]尿管は移行上皮である。
[c]上皮細胞列の中に単独で散在している腺細胞を単細胞腺という
[c]形質細胞はBリンパ球から分化した細胞である。
[c*]脂肪細胞からはヒスタミンが分泌される
[c]デスモソームは細胞間結合装置のひとつである

 

[x]正解は「脂肪細胞からはヒスタミンが分泌される」です。
ヒスタミンが分泌されるのは脂肪細胞ではなく肥満細胞です。
[/qwiz]

〇〇について

 〇〇は✗✗

このサイトでは、上記のようなボックスは国家試験で重要になるポイントです。
上記に該当するものはどれか?(でないのはどれか?)などという問題で出題されることがあります。

〇〇
○()○()

上記のボックスは、ゴロ合わせや覚え方のボックスです。
どうしてもどれか一個忘れてしまうというときなどはゴロ合わせが強力です。

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ゴロ合わせのみで覚えようとすると失敗しますので、必ず一旦は丸暗記をするか理論立てて覚えるようにしていただければと思います。

では次の項目から本題に入ります。

上皮組織について

上皮組織は基底膜と呼ばれる細い繊維の集まりでできた板の上に数多くの細胞が互いに密着して並び、その間は特別な細胞間結合装置によって結合されて、体表や器官の表面や内腔をおおう組織である。

まずは上皮組織そのものの定義から学んでいきます。
あんまり興味ないってヒトは次の項目から見ていただければと思います。

国家試験ではココらへんの説明は出たことがありません。しかし細胞間結合装置は国家試験向けの言葉が並んでいるので念の為まとめておきます。

細胞間結合装置

 タイト結合(密着帯)
 接着帯
 デスモソーム(接着斑)
 ギャップ結合(細隙結合)

この中で一番大事なのは、ギャップ結合です。心筋細胞間などでよく見られます。

全く国家試験向けではありませんが、上記のキーワード気になるという人のためにまとめていきます。

もしかすると読んでおいてよかったという問題に出るかもしれません…

タイト結合(密着帯)

タイト結合は細胞の側面で最も表層部にあり、細胞の周りを帯状に取り囲む。

タイト結合は細胞血管の内皮細胞管に発達し血液脳関門を形成します。
血液脳関門の話はたまに国家試験で取り扱われますのでココだけでも覚えておいて良いかもしれません。

接着帯

接着帯はタイト結合のすぐ下にあり、同じく細胞周囲を帯状に取り巻く

興味ない人はページスクロールが捗るポイントです。
細胞と細胞の間、細胞間隙には20nmの開きがあります。
その中にカドヘリンという細胞間結合組織が詰まっていて、この部分に面する細胞膜の内面にはアクチンフィラメントが集まり、細胞同士を密着させています。

大丈夫です。国家試験には出ません

デスモソーム

デスモソームは直径0.2-0.5μmの丸い斑状の細胞間結合装置である。

デスモソームと接着帯はほぼ同じような役割を持っており、デスモソームは特に重層扁平上皮の細胞間で発達しています。

ギャップ結合

ギャップ結合も斑状をしているが、その大きさは様々です。

ギャップ結合にある細胞膜のタンパク質が隣り合う細胞同士をつなぎイオン・糖・アミノ酸などの低分子の物質を通過させます。

このギャップ結合の働きによって上皮細胞間は情報交換を行うことができます。

このギャップ結合は特に心筋細胞間で見られ、心筋の強力な収縮を可能としています。

上皮組織の分類について

先程の細胞間結合装置によって結合された上皮組織は形によって分類されています。

扁平や立方などの細胞の形に分けられ、さらに1層なのか多層なのかで分類されています。

主な上皮組織の分類

 単層扁平上皮
 単層立方上皮
 単層円柱上皮
 多列上皮
 重層扁平上皮
 移行上皮

単層円柱上皮と書いてあるってことは重層円柱上皮も存在します。
ですが、鍼灸師の教科書には上記の6種類しか記載がないのでまずはこの6種類を優先的に覚えていきましょう。

単層扁平上皮

単層扁平上皮単層扁平上皮

図のような扁平な細胞が1層だけある上皮組織のことです。
主な単層扁平上皮で構成されている器官をまとめます。

単層扁平上皮が見られる器官

 血管内皮
 リンパ管
 肺胞壁
 腹腔

短編(小説)の結果は不倫。

短編(単層扁平上皮)の結果(血管内皮)は(肺胞壁)不(腹腔)倫(リンパ管)。

単層扁平上皮には血管やリンパ管の内宮を覆う上皮が属します。

それだけでなく肺胞や腹腔なども属するのでややこしい…ということで丸暗記です。

もう少し調べてみると、単層扁平上皮の特徴は栄養分を交換する役割も持つとのことで、肺胞も酸素と二酸化炭素の交換に使われているため想像つきますが、結局じゃあ腹腔は何なんでしょうか…

単層立方上皮

単層立方上皮単層立方上皮

立方状の上皮細胞が基底板の上に一層並んでいます。

単層立方上皮が見られる器官

 尿細管
 甲状腺

立方体は妙な工場
立方体(単層立方上皮)は妙な(尿細管)工場(甲状腺)

コレに加えて汗腺・ボーマン嚢や脳室なども単層立方上皮です。

それぞれ役割を持って変化をしている上皮細胞ですが、これは一貫性がなく、様々なところで使用されています。

理論的に覚えれない所はゴロ合わせに頼りましょう。

単層円柱上皮

単層円柱上皮単層円柱上皮

横断面で見ると円柱のように見えるため円柱上皮と言います。実際は六角形…

単層円柱上皮が見られる器官

 胃の粘膜上皮
 小腸の粘膜上皮
 大腸の粘膜上皮

宴中の衣装代ね
宴中(単層円柱上皮)の衣(胃)装(小腸)代(大腸)ね(粘膜上皮)

胃・小腸・大腸の消化管の粘膜上皮に使われる単層円柱上皮です。物質を吸収するために体積を大きくしていると考えられているためどの上皮組織よりも大きい体積を持っています。

円柱って丸い柱のことなので胃とか小腸・大腸のように管になっているものを思い浮かべやすいですね。

それでも呼吸器も入るんじゃないかと勘違いしそうなので、ゴロで補うと安心です。

多列上皮(多列線毛上皮)

多列上皮(多列線毛上皮)多列上皮(多列線毛上皮)

図をみてわかるように先程の円柱上皮に線毛がついたものを多列線毛上皮(多列上皮)といいます。

漢字ですが、教材によって「多列繊毛上皮」や「多列線毛上皮」とまちまちですが教科書上は多列線毛上皮です。

多列線毛上皮が見られる器官

 卵管
 気管・気管支
 鼻腔

タレにびっくり卵はきかんし
タレ(多列繊毛上皮)にびっく(鼻腔)り卵(卵管)はきかんし(気管支)・きかん(気管)

上記以外も咽頭も多列線毛上皮です。

線毛がついているということは、なにかを運び出す役割を持っているということです。鼻腔・気管・気管支・咽頭などは外気の不要物が体内に入らないようにしています。
また、単相円柱上皮と似たような形をしているのでやはり管になっている組織に使われています。

では卵管はなぜ線毛がついているかというと、これも卵子を適切な所まで運ぶためです。

今回はどの器官も説明がしっくりきているので覚えやすいですね。

移行上皮

移行上皮移行上皮

器官の拡張や収縮をもとに形状を変化さることができる上皮組織です。

移行上皮が見られる器官

 尿管
 膀胱
 腎盂・腎盤

行こうよ女房ZINZIN!(じんじん)
行こう(移行上皮)よ女(尿管)房(膀胱)ZIN(腎盂)ZIN(腎盤)!

これ以外にも尿道も移行上皮です。

収縮と拡張を行う最適な器官で思い浮かぶのが膀胱だと思います。その上にある尿管と腎臓もまた同様の上皮組織を使っています。

特に例外はありませんので覚えやすいですね。

重層扁平上皮

重層扁平上皮重層扁平上皮

扁平上皮が何重にも重なっている上皮組織です。

重層扁平上皮が見られる器官

 表皮
 口腔
 食道
 声帯ヒダ
 角膜上皮
 生殖器
 肛門

銃兵の航空 標的は食堂 正確に成功
銃兵(重層扁平上皮)の航空(口腔) 標的(表皮)は食堂(食道) 正(声帯ヒダ)確(角膜上皮)に成(生殖器)功(肛門)

これ以外にも子宮外頸部も重層扁平上皮です。

重層扁平上皮は刺激が多い部位に使われています。外的な刺激が多い表皮・口腔・食道など。
声帯ヒダも話をするのに何度も使用されるため重層扁平上皮ですし、外部からの刺激が多い角膜もうなずけます。

生殖器や肛門も刺激が多いのもうなずけますね。

肛門が重層扁平上皮じゃなかったら、辛いものを食べたらしんでしまっていました。

鍼灸師の国家試験対策としてはこれでおおよそカバーできていますが、まだ出ていない上皮組織もあります。

それを念の為お伝えしておきます。

重層円柱上皮

単層円柱上皮があるならやっぱり重層円柱上皮もあります。

単層円柱上皮が見られる器官

 結膜円蓋
 男性尿道の一部
 唾液腺の導管

多分出題されません。

ここまでで上皮組織の国家試験対策は終わりです。あとはほとんど出てこないところなのでサラッと読んでいただければと思います。

腺上皮

上皮細胞が分泌物を作って細胞外に分泌する働きを持つときに、その細胞を腺細胞といいそれらが集まって腺上皮が作られる。

腺上皮というのは簡単に言うと唾液を出す唾液腺や母乳を出す乳腺などの外分泌で使われている細胞・組織のことです。

単細胞腺と多細胞腺があり、導管をもつ外分泌腺は多細胞腺です。

そもそも外分泌腺と内分泌腺の違いがよくわからないって人に簡単に言えば、身体の外に出せるものは外分泌腺です。血管などの体内に向かって出すのが内分泌腺です。

唾液は口の中だから内分泌腺だ!って思うかもしれませんがそのままつばとして外に出せるので外分泌腺です。

外分泌線は導管を持っています。

覚え方はどう考えても外分泌で覚えてください。

分泌にはアポクリン分泌やホロクリン分泌などがありますが国試にはでません。

結合組織

次は結合組織について説明をしていきます。

結合組織は身体の隙間を埋める役割と骨とともに身体を支える組織です。

靭帯や腱などが結合組織っで特にそれらを密性結合組織と言います。

細胞

体内の細胞もまた様々な役割を持ちます。
これらの細胞の役割は生理学の各分野で再度詳しくお伝えしていく予定ですので重要なポイントだけまとめておきます。

大食細胞はマクロファージとも呼ばれて生体防御の第一線として活躍しています。
外敵もしくは不要物質を食作用という大食細胞の働きで異物を取り込み処理していきます。

肥満細胞は大量の顆粒を抱え込んで、丸く大きく太っている所からその名前が付けられました。
この顆粒の中にヒスタミンが含まれており、ヒスタミンは血管を拡張する働きを持っています。

そのためこのヒスタミンが過剰に出ることで喘息や花粉症・蕁麻疹などのアレルギー疾患を発生させます。

形質細胞はBリンパ球から文化した細胞で、免疫機能として働きます。大食細胞の食作用によって抗原の情報を得たTリンパ球がBリンパ球を形質細胞へと分化させていきます。

脂肪細胞は疎性結合組織に含まれています。皮下脂肪は皮膚に柔軟性を与えるとともに、熱の放散を防ぐ役割を持ちます。

組織の分類と特徴のまとめ

本当に大切なところはやはり上皮組織の分類です。
どの上皮がどの器官にあるのか覚えておくと点数を取りやすくなります。

特に解剖学では、各臓器の分野で「気管支は重層円柱上皮である」なんていう選択肢を出されたりしますのでNOと自身を持って解答できるようにしておくと安心です。

国家試験は必ずしも教科書に載っているものだけが出るとは限りません。
そのため少しでも知っている範囲を増やしておくことで見たこともない選択肢以外にわかるものがないか確認することができます。

大抵の場合は、難しい選択肢以外のところに簡単にわかるような選択肢が用意されていますのでまずは焦らずにすべての選択肢に眼を通してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。