おはようございます! 「国家試験対策といえばもぬけ」のもぬけです。
このサイトは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師の国試対策の内容をまとめています。
※情報等が古い場合はコメントください。
治療体操
リハビリの問題で時々出題される治療体操に関する内容を学習していきます。

ゴロ合わせのみで覚えようとすると失敗しますので、必ず一旦は丸暗記をするか理論立てて覚えるようにしていただければと思います。
もくじ
治療体操とは
特定の治療効果をもつ運動療法を兼ねた訓練法です。
具体的には下記のようなものが有名です。
ウィリアムス体操:腰痛予防
マッケンジー体操:腰痛予防
フレンケル体操 :失調症
側弯体操 :腰椎前彎の強制
コッドマン体操 :五十肩・肩の拘縮予防
バージャー体操 :バージャー病
ベーラー体操 :脊椎圧迫骨折の背筋筋力低下の予防
うあ、マジ腰痛!
うあ(ウィリアムス)、マジ(マッケンジー)腰痛!
ふらつくフレンケル
ふらつく(失調症)フレンケル(フレンケル)
これで終わるのもあれなのでひとつひとつ紹介をしていきます。
以下全く国家試験では役に立ちませんが、臨床では役に立つ話です。
ウィリアムス体操
ウイリアムでもウィリアムズでもなく、ウィリアムス体操ですよ!
ウィリアムス体操は腹筋・大殿筋・ハムストリングス・背筋群のストレッチを行うことで腰部にかかる負荷を軽減する効果があります。
具体的には、下記のような効果を見込んで行います。
(国家試験には出ないけどね)
椎間孔・椎間関節拡大
股関節屈筋・脊柱筋の進展
腹筋・大殿筋の強化
仙腸関節の拘縮の除去
上記の目的に合えばいいので単純に腹筋のトレーニングやスクワットなんかを取り入れるだけでも効果あるってことですね。
ウィリアムス体操はたくさん種目がありますが、腰痛や脊柱菅狭窄症すべての患者に有効なわけではなく、診断結果とその人の身体の使い方から分析をしていく必要があります。
マッケンジー体操
マッケンジーを制するものは腰痛を制すると言われていない。マッケンジー体操について解説します。
先程のウィリアムス体操と違いはっきりやり方が確定していますので、動画もありました。
腰を伸ばして痛い人に伸ばしていいの??
っていう疑問が上がりますよね。
椎間関節の可動域が狭い人にさらにストレッチをかけて可動域を増やしてあげるというのが目的です。
このように直接ぐいぐいストレッチをかけて可動域を増やすことを直接法といいます。(国家試験には出ないけどね。)
フレンケル体操
フランケンでもファンケルでもなくフレンケル体操です。
こういうよくわからないことを挟んでると印象に残るかなと思ってかいてます。
フレンケル体操は失調症の方に有効な治療体操と言われています。
同じリハビリの問題でフランケル分類っていうのもありますが全く関係ないので注意です。
覚え方としては「フ」レンケルが「ふ」らつくで覚えておくといいと思います。
そもそもなんで失調したのっていうと、もともとは脊髄癆や脊髄小脳変性症なんかで運動失調を起こしたものに対して使われていたそうです。
これも動画を探しましたが見つからず…
具体的には、平行棒の間に立って、かかととつま先を重ねながら歩くとか、踵をマットにつけ、滑らせるように膝を曲げ伸ばしするなどがあります。
フランケンシュタインのあるきかたを伝えたくてを調べてみたら、もう昔みたいな感じじゃなくなっていたので今の人には伝わらない気がしてきました…
側弯体操
側弯体操が側弯の治療目的じゃなかったらすごいネームセンスだと思いますよね笑
あんまり教科書にもネットにも情報がありませんでした。
患者が来たときのためにそれっぽい動画だけ上げておきます。
(側弯体操とは関係ありません…)
コッドマン体操
フローズンショルダーで来院される患者にとりあえず伝えるといえばこのコッドマン体操ですね。
別名アイロン体操と言われています。
患者によってはこれ…何やってんの?って思われる方もいますので、なぜこれをするのか、するとどうなるのかを伝えておきましょう。
コッドマン体操の目的は可動域の拡大と保持です。
フローズンショルダーはとにかく可動域が狭くなります。
放っておくと拘縮も始まってなかなかもとの可動域に戻りません。
いま、可動域が狭くなくても、肩をかばうようになりますので次第に狭くなることがあります。
医師と相談しながら、肩のリハビリを行っていきましょう。
私はこんな感じに説明をしています。(自分の話しかい!)
バージャー体操
バージャー体操が、バージャ病の治療目的じゃなかったらこれまたすごいネームセンスですよね。
動画を探しましたが見つかりませんでした。
具体的はバージャー体操の手順は下記の通りです。
背臥位で足を挙上させ、末梢の静脈血を下降させる
座位で下肢を下垂、充血するまで待つ
背臥位で安静にする
を繰り返す動作と言われています。
やり方はとにかく、バージャー病ってそもそも何でしたっけ?
【バージャー病】
手足の血管が閉塞し、手足の冷えやしびれ、痛みなどの症状があらわれる疾患
別名:閉塞性血栓血管炎とも呼ばれたりしています。
国家試験では、間欠性跛行・安静時疼痛で有名ですよね。
知らなかったという人は合わせて覚えておくといいですよ。
ベーラー体操
ベーラー体操は、お腹に枕を置いて腰を反らせる体操のことです。
他の体操の多くが可動域を拡大したりすることを目的とする中、ベーラー体操は背筋を強化するという目的を持っています。
相変わらず動画はないので、誰か撮影してください…
治療体操の練習問題を解いてみる
過去問をベースにした練習問題を解いて、さらに脳に刻み込んでいきましょう。
[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em; border-color: #AADDff;border-style: dashed; min-height: 100px !important; ” align=”center”][q]
【リハビリ】腰痛に効果のある治療体操はどれか。
[x]
答え:マッケンジー体操
簡単でしたね。
このまま国家試験まで覚えておきましょう。
[/qwiz]
[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em; border-color: #AADDff;border-style: dashed; min-height: 100px !important; ” align=”center”][q]
【リハビリ】おもりを用いて行う体操はどれか。
[x]
答え:コッドマン体操
コッドマン体操はアイロンやペットボトルを用いて行う体操です。
[/qwiz]
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