おはようございます! 「国家試験対策といえばもぬけ」のもぬけです。
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※情報等が古い場合はコメントください。
DNA
塩基
ヌクレオチド
解剖学の基本とも言えるDNAですが、細かなところはほとんど解明されていません。
国家試験では、科学的に判明しているところしかでませんので基本中の基本のところを学んでいきましょう。

ゴロ合わせのみで覚えようとすると失敗しますので、必ず一旦は丸暗記をするか理論立てて覚えるようにしていただければと思います。
もくじ
DNAとは?

デオキシリボ核酸を略してDNAという。
DNAの情報に基づいて体の細胞・器官・臓器が作られていくため、体の設計図と表現されることもある。
上記にあるようにDNAは遺伝子情報の塊です。
人の体の殆どはタンパク質からなり、そのタンパク質の根っこであるアミノ酸の配列を決めています。
身体のアミノ酸を構成する設計図がDNAですが、DNA自体にアミノ酸は含まれていませんので注意です。
DNAの構造について
DNAはリン酸とデオキシリボースと塩基からなるヌクレオチドが鎖状につながった高分子化合物である。
ややこしいキーワードがひたすら続く意味のない説明文ですね。
簡単に言うと、DNAは3つの物質からできてますよってことです。
リン酸
塩基
デオキシリボース
ヌクレオチドの説明は少し置いといて、まずデオキシリボースがなにかって説明をします。
デオキシリボースとは
キシリトールって聞いたことある人も多いと思います。
甘いですよね。キシリトールはガムに使われている甘味料です。
これは糖アルコールと言われていますが、ややこしいので糖だと思ってください。
それでデオキシリボースにも「キシリ」とついていますよね。
ということはデオキシリボースは糖だと言うことがわかります。
キシリトールのキシリで覚えておきましょう。
塩基・リン酸・デオキシリボース以外が選択肢に入るとすぐに4択問題を作れるので覚えておいたほうがいいところです。
え?エナジードリンクに入っとるで!
緑色の爪痕で有名なエナジードリンクの裏の成分表を見てみると面白いかもしれませんね。
塩基とは
次は塩基について説明していきます。
塩の基(もと)と書いて塩基なのできっと化学式にNaClが入るに違いない!!
という賢い推測をされた方は申し訳ございませんが、塩基に塩は関係ないのでした。
アルカリ性というと聞いたことがあるかもしれません。
アルカリ性を日本語にする塩基性となります。
つまり塩基が多いとアルカリ性、酸(水素)が多いと酸性になるというのが根本的にあります。
DNAで用いられる塩基は核酸塩基と言われています。
ややこしいところはほっておいて、DNAで使われている塩基は4種類を覚えておきましょう。
アデニン
チミン
シトシン
グアニン
グチアシ
グ(グアニン)チ(チミン)ア(アデニン)シ(シトシン)
塩基ってこの4つしかなかったら覚える必要なくない?となるかもしれませんが、残念ながら塩基は100種類程度あります。
リジシンやチオウラシルなど面白い名前で言えばプリンなんていう塩基もあります
ここらへんは覚えなくて大丈夫です。
何が言いたいかというと、頭文字だけ覚えていると似た名前に騙されるかもしれないのでちゃんと4文字程度なので全部覚えておきましょうということです。
もう一つDNAではなくRNAで使用される塩基がありました。
ちなみにRNAは細胞分裂なんかで登場するものですよね。
答えは「ウラシル」です。
なので「アデニン」「チミン」「シトシン」「グアニン」
「ウラシル」の5つは全部覚えておきましょう。
ヌクレオチドについて
先程DNAは「ヌクレオチドが鎖状につながった高分子化合物」と書いていました。
ヌクレオチドってなんですか?
これも簡単に言うと、DNAを構成する単位で塩基・リン酸・糖が重なって、らせん構造になっているものを言います。
ややこしくなるので国家試験で覚えておくのはここまでで大丈夫です。
DNAの相補性とは?
DNAを構成する塩基にはA・G・T・Cの4種類があり、2重螺旋を形成する際、対になる2個の塩基の結合は決まった組み合わせでのみ行われる。これを相補性という
DNAの中にある塩基ってきまった組み合わせでしかくっつかないようになっています。
4種類の塩基が好き勝手つながることはないとも言えます。
アデニン ー チミン
グアニン ー シトシン
ATとCG
A(アデニン)T(チミン)とC(シトシン)G(グアニン)
ATとCGと素直に覚えてもいいですし、車が好きなひとはオートマで覚えてもいいです。
パソコンが好きな人はCGでコンピューターグラフィックスって覚えてもいいですね。
染色体とは
DNAを学んでいくと、次第に染色体の話になっていきます。
なので染色体=DNAとおぼえている人もいるのではないでしょうか。
もっと言えば、DNA・染色体・染色質の違いを答えれますか?
説明していきますね。
細胞には「核」というものがあります。(無い細胞もあります)
その核の中に染色質というものがあります。
染色質ではDNAとタンパク質が結合した状態で漂っています。
細胞分裂をする際にこの染色質が集まって、顕微鏡なんかではっきりと目にすることができる染色体となって分裂を起こします。
染色体の本数
ついでなので染色体の本数も復習をしておきましょう。
常染色体:22対44本
性染色体:1対2本
男性:XY
女性:XX
本数覚えておきましょうね。
【コラム】なんで酸って酸なの?
塩基と酸の説明やリン酸などの説明をする時、酸(水素イオン)とよく伝えます。
酸なんだから酸素なんじゃないの?って少なからず思った人も多いハズ。
昔、構造式がどう頑張っても見れない時代に酸性のものってO(酸素)が含まれているんじゃね?ってラヴォアジエって人が唱えたんですが、よく調べてみたらO(酸素)がない酸がポツポツと発見されてしまいました。
そしてデービーって人が、むしろ酸素じゃなくて水素が酸性の根本じゃね?ってなって定義したんですが、もうすでに酸性という名前で広まっていたため未だに、水素イオンなのに酸性とついています。
DNAの練習問題を解いてみる
過去問をベースにした練習問題を解いて、さらに脳に刻み込んでいきましょう。
[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em; border-color: #AADDff;border-style: dashed; min-height: 100px !important; ” align=”center”][q]
【解剖学】DNAの塩基出ないものはどれか
[x]
答え:ウラシル
簡単でしたね。
このまま国家試験まで覚えておきましょう。
[/qwiz]
[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em; border-color: #AADDff;border-style: dashed; min-height: 100px !important; ” align=”center”][q]
【解剖学】ヌクレオチドを構成するものでないものはどれか
[x]
答え:バリン
アミノ酸であるバリンは含まれていません。
アミノ酸はどれも含みませんので注意しましょう。
ヌクレオチドを構成するものは塩基・リン酸・デオキシリボースの3つです。
簡単な問題だとデオキシリボースと書かずに「糖」とだけかいている問題もあります。
[/qwiz]
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