ゴロ合わせで覚えれないヒトへのアドバイス
国家試験の対策をしていると「ゴロ合わせ」って山程出てきますよね。
「あれ?これはどのゴロだったかな?」とか「ここのゴロの「い」は〇〇だったかな?」とか迷いませんか?
迷いますよねーそれは3つのポイントが抑えられていないからです。
① ゴロと内容を関連付けできていない
② ゴロだけ覚えて中身を覚えていない
③ 問題慣れできていない
点数が上がらない人の特徴でもありますがゴロだけ覚えても絶対に問題は解けません。
ゴロは出てくるのに中身が出てこないそれはそもそも覚えてなのでは?
詳しく説明していきます。
ポイント1:ゴロと出題キーワードを関連付けする
例えば「早慶の先輩」のゴロ合わせを覚えたとしてもこれと動脈拍動部とが一致していないと使えませんよね。
※「早慶の先輩」のゴロは動脈拍動部である10個をまとめたゴロです。
他にも有名なものだと「鎖骨下動脈」と言えば「ツナコロッケ」とかもありますよね。
国試が近づいてくると、選択肢で「動脈拍動部で…」と来たら頭には「早慶の先輩」や!とか
「鎖骨下動脈」というキーワードが出たら「ツナコロッケ」と思い浮かぶ!とか
こういう状態になっていきます。正確な関連付けを増やしていくことで選択ミスが減ります
ここで点数が取れないのがゴロと問題キーワードの関連付け数が少ない人です。
動脈拍動部といえば「早慶の先輩」のゴロというところまで覚えたとします。
「体表から触知できる動脈は?」と聞かれたときに別の問題と認識してしまって「早慶の先輩」のゴロが出てこない人がいます。
これはキーワードの関連付けができていない状態です。
上記のように、ゴロ合わせだけでなくキーワード同士を関連付けをしていくのもの大切です。
ポイント2:中身を覚える前にゴロ合わせに手をださない
『これ覚えるの大変だな「ゴロ合わせ」調べよ…なるほど「早慶の先輩」かー』
そして早慶の先輩のゴロだけ覚えて解決したつもりになる。よくあります。
これの何が問題なのかというと頭文字が同じもので固められたら一撃死してしまうからです
例えば、柔道整復師の人だったらこんな問題↓
次のうち高齢者に最も多い骨折はどれか
1,撓骨遠位端部骨折
2,橈骨近位端部骨折
3,橈骨茎状突起骨折
4,橈骨体部骨折
鍼灸師の人だったらこんな問題↓
新封と同じ高さにある経穴はどれか
1.天枢
2,天渓
3,天容
4,天牖
頭文字だけ覚えていたら解けない問題です。
国家試験を作る側もこの問題は有名なゴロがあるから、きっと頭文字だけ覚えてる生徒もいるはず!
じゃあこれだとちゃんと覚えてないと解けないよね♫って思って作ってるんです。
生徒が思いつく勉強法は先生も思いついているはずですからね!
なので、ゴロを覚えるのは一旦全部覚えきった後、最後の仕上げに使うのがベストです。
ポイント3:問題なれしていない
ゴロだけ覚えている逆に出されたときに対応できません。
例えば「動脈拍動部」で「早慶の先輩」のゴロを覚えたとします。
問題として「浅側頭動脈の特徴」を聞かれたりしたら新しい問題と認識してしまうという問題が発生します。
これは「動脈拍動部」→「早慶の先輩」というゴロの一致しかさせておらず、「浅側頭動脈」→「動脈拍動部」という関連付けを頭に記憶していないからです。
点数が取れない人はこの関連付けが一方通行の人が多いと感じます。
関連付けした記憶が問題としてどう出てくるのかを把握して、関連付けを増やしていくことで解決します。
ゴロあわせで覚えるときのポイントまとめ
① ゴロと出題キーワードの「双方向の関連付け」をする
② 頭文字だけ覚えるのではなく、中身は全部覚えておく
③ 問題を解いて関連付けを強化・修正していく
これだけでゴロ合わせで覚えるのが苦手な人もゴロ合わせの重要性に気づき点数が取れるようになっていくのではないでしょうか。
図で覚えるのが得意な人もいれば文章で覚える・表で覚えるっていうのが特異な人もいます。
一番得意な覚え方で覚えて、忘れてしまうようであればゴロ合わせを追加で加えるのも1つの手ですね。
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