解剖学

【解剖学】練習問題から学ぶ「刺激伝導系」の覚え方と徹底解説(過去問)

こんにちは!
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このサイトは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国試対策(国家試験対策)の内容をまとめています。
このページに関する練習問題は最後の章にありますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

このページのキーワードとポイント
 
 刺激伝導系
 

刺激伝導系について

心臓がポンプとしての機能を発揮するためには, 心房から心室へと順序良く収縮し、血液を送り出す必要がある。
この収縮のための興奮を伝えるのが刺激伝導系である。

心臓が血液を全身に送り出すシステムを刺激伝導系と言います。これらを構成する線維は通常の神経線維ではなく、特殊心筋線維と呼ばれるものです。

刺激伝導系

心臓のポンプ作用を発揮するためのシステム
特殊心筋線維で構成される。

特殊心筋線維の特徴

 一般の心筋繊維より太い
 細胞質に富む
 筋原線維は少ない
 心筋の収縮を興奮として伝えていく性質

刺激伝導系は4つの部から成り立ちます。

刺激伝導系の部

 洞房結節
 房室結節
 ヒス束(房室束)
 プルキンエ線維

これらを順に解説していきます。

【刺激伝導系】洞房結節

特殊心筋線維の網状の集まり。
右心房の上大静脈開口部に位置する。
周期的な興奮が自動的に発生し, 心臓拍動の起点となる。

まず刺激伝導系のはじめは洞房結節から始まります。

房室結節と名前が似ているのでうろ覚えだと間違えてしまうところでもあります。

興奮のリズムが心房全体に伝えられて心房の収縮をうながします。
そのため、洞房結節は心臓の収縮運動のリズムを決定するペースメーカー(歩調とり)として機能していると言われています。

洞房結節の特徴

 上大静脈開口部に位置
 右心房に位置
 ペースメーカー
 歩調とり

もうすこし詳しく解説すると、この洞房結節には交感神経と副交感神経も分布しています。

交感神経では興奮のテンポを早める調節を行い、副交感神経ではテンポを遅くするよう調節をします。

この交感神経・副交感神経が実際どの神経なのかというのも試験で問われますので覚えておきましょう。

洞房結節に分布する自律神経

 交感神経:頸部交感神経幹の心臓神経
 副交感神経:迷走神経

交感神経は、戦闘モードの神経なのでテンポを上げる。
副交感神経はリラックスモードの神経なのでテンポを下げる。
というのは想像つきやすいかと思います。

【刺激伝導系】房室結節について

右心房の下壁にある特殊心筋線維の密な塊である。

房室結節も右心房にあることに注意をしておきましょう。
なんとなくイメージで、洞房結節と房室結節が違う部屋にあるように思っていると間違ってしまいます。

房室結節の特徴

 右心房の下壁に位置

特に房室結節では覚えることはないので、少しだけ余談ですが英語表記では洞房結節を「SA node」房室結節を「AV node」と表記することがあります。

国家試験では見かけませんが…

【刺激伝導系】ヒス束について

ヒス束:房室束
心房と心室とを連絡する特殊心筋線維の束である。

ヒス束は線維三角を貫通して心室中隔に位置したときに右脚と左脚に分かれていきます。

【刺激伝導系】プルキンエ線維について

右脚と左脚は、それぞれ右心室と左心室の壁で刺激伝導系の終末であるプルキンエ線維となり、心内膜下を細かく分枝しながら網の目のように走る

最終的にプルキンエ線維は心筋に移行し心室全体に興奮を伝えます。

【おさらい】刺激伝導系の超重要ポイントまとめ

最後に重要な所を再度見直しをしていきましょう。
全部覚えておけるに越したことはないですが、これだけは何が何でも覚えておいてほしいポイントを最後にまとめておきます。

国試までここだけは忘れないで

 洞房結節
 房室結節
 ヒス束(房室束)
 右脚と左脚
 プルキンエ線維

塾長
塾長
たのむで!

【練習問題】この分野の問題を解いてみる

過去問をベースにした練習問題を解いて、さらに脳に刻み込んでいきましょう。

[qwiz random=”true” style=”width: 80%; padding: 0.2em 0.5em; border-color: #AADDff !important;background: #FFFFFF;box-shadow: 0px 0px 0px 2px #d6ebff; border-style: dashed !important; min-height: 100px !important; ” align=”center” random=”true”][q multiple_choice=”true”]問題:刺激伝導系の説明で正しいものはどれか。

[c]右心室にある洞房結節はペースメーカーと呼ばれる
[c]右心室と右心房の間には房室結節が存在する。
[c*]ヒス束は線維三角を貫通する
[c]洞房結節以外に収縮が起こることを房室ブロックという

[x]正解は「ヒス束は線維三角を貫通する」です。
簡単でしたね。国家試験まで忘れずにいましょう!
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