リハビリテーション

【国家試験対策】MMTもROMもまとめて覚える理学療法(物理療法)まとめ

【国家試験対策】MMTもROMもまとめて覚える理学療法(物理療法)まとめ

おはようございます😁 もぬけです。

このサイトは鍼灸師・柔道整復師国試対策の内容をまとめています。
あくまで国家試験対策のまとめですので臨床的なものは含んでいません。

このページのポイント
 
 理学療法とはなにかを学ぶ
 運動療法について覚える
 ROM・MMTについて覚える
 

[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em 0.5em; border-color: #AADDff !important;background: #FFFFFF;box-shadow: 0px 0px 0px 2px #d6ebff; border-style: dashed !important; min-height: 100px !important; ” align=”center” random=”true”][q multiple_choice=”true”]問題:理学療法でないものはどれか。

[c]運動療法
[c]ルード法
[c]水治療
[c*]職業前訓練

[x]正解は「職業前訓練」です。
[/qwiz]

国家試験のリハビリテーション医学で出題される理学療法の問題は上記のような問題です。

多くは種類・禁忌項目を聞いています。

今回は国家試験をベースにすこしだけ細かい所もお伝えしていきます。

理学療法とは

理学療法とは身体に障害のある人に対して、移動能力などの基本的動作能力の改善を図るため、運動療法及び温熱・水治療・電気療法などの物理療法を駆使して機能回復や疼痛改善などを目的とした治療である。

 

主な理学療法

 運動療法
 温熱療法
 水治療
 電気療法
 物理療法

運動療法や温熱療法はよく聞いたことがあるフレーズ(?)かもしれませんが、水療法って聞き慣れなくないですか?

国家試験で中身まで聞かれることはあまりありませんが簡単にまとめていきたいと思います。

温熱療法について

温熱の作用として、局所的には、鎮痛・鎮静・末梢血管拡張・血流増加と浮腫、代謝亢進・筋スパスムの低減・膠原線維の伸長などが見られる。全身的には、心拍出量の増加・末梢血管拡張・鎮痛・鎮静作用がある。新陳代謝は増加する(1°につき13%)

温熱療法の種類についても聞かれることがありますのでまとめておきます。

温熱の種類

 ホットパック
 パラフィン浴
 ワールプール(渦流浴)
 赤外線(輻射熱)
 深部熱(ジアテルミー)
  超短波
  極超短波
  超音波

ジアテルミーってなんだって感じですが、それ以外の上4つが表在熱で深部まで熱を届けれるのがジアテルミーです。

ジアテルミーには「超短波」「極超短波」「超音波」などがあります。

ここらへんはひっかかりやすいので覚えるポイントです(よく出題されています。)

水や蒸気を使ってウェッティーになるのが「湿熱」。
赤外線や高周波によるものは「乾熱」といいます。

鍼灸師の人は「湿熱」と聞くと東洋医学的な話を思い出すかもしれませんが全く関係ありません。

温熱療法の作用については別に覚えても覚えてなくてもだいたいコレってわかりそうな気もしますが、重要なところは「禁忌」です。

温熱の禁忌患者

 急性炎症
 循環障害
 知覚鈍麻
 悪性腫瘍
 出血傾向
 浮腫
 乳児
 意識障害を伴う患者
 非代償性心不全
 体内金属とペースメーカー

浮腫も禁忌です。浮腫を起こしている部位を温めると更に血流増加が起きて症状が悪化する可能性があるからだと思います。

温熱の禁忌部位

 脳
 性腺
 子宮・胎児
 若年性骨組織

光線療法

赤外線の他に、直線偏光近赤外線や低出力レーザー光線があり、鎮痛・痙性麻痺・神経節ブロックに用いられる。

別に覚えなくても良いポイントです。

電気刺激について

電気刺激による物理療法は下記のとおりです。

 

主な電気療法について

 低周波・高周波
 TES
 TENS
 FES

「E」がエレクトロの「E」などでそれで覚えておくと間違えないと思います。

補足をしておくと、電気療法の詳細はこんな感じです。

TES:治療的電気刺激、強度の筋収縮を示す

TENS:経皮的末梢神経刺激、筋収縮を起こさず感覚神経を刺激して疼痛治療に使用される。

FES:機能的電気刺激、運動麻痺に対する運動再建を行う。

書いては見たものの、国試的には必要ありません。模試とか実力テストで見かけたときにお役立てください。

電気療法の禁忌

 ペースメーカー

電気治療の禁忌も1つだけあるので覚えておきます。

寒冷療法について

寒冷刺激により血管の収縮・血流の低下が持続すると代謝産物が貯留する。この内ヒスタミン用物質が血管を拡張し、反応性の充血が起こり、結果として局所筋皮膚の血流の増加が起こる。除痛や痙縮の軽減作用はあるが、施術後の運動療法の必要性と気分不快に注意する。

 

寒冷刺激の種類

 アイスパック
 アイスマッサージ
 液体窒素による冷気
 など

とりあえずこれもまとめてはいますが、「みりゃわかる」って感じですよね。

さらっと読んでおくだけでOKです。

水治療について

温熱・寒冷・浮力・水圧・抵抗・マッサージなどが利用できる

 

水治療の種類

 プール
 ハバードタンク(運動浴)
 バイブラバス(気泡浴)
 渦流浴
 交代浴
 サウナ浴
 など

これも見りゃわかるシリーズです。
浮力があるため筋力向上や下肢への負担は軽減されますが、右心系負荷は増加してしまうため注意が必要です。ってところは認識しておきます。

運動療法について

運動療法の方法には、可動域訓練筋力低下・運動麻痺・筋緊張異常・運動失調・歩行障害などの運動障害。糖尿病、肥満、心疾患・呼吸疾患などの内部疾患がある。運動療法は想像以上に様々な効果がある。

 

運動療法の効果

 可動域・筋力・協調性の改善
 肺活量の増大
 最大酸素量の上昇
 心拍出量の増大と心拍数の低下
 運動時の血圧上昇が低く抑えられる
 糖代謝の改善
 脂質代謝の改善

運動をすることで得られるメリットとだいたい同じなので、運動したらどんなことになるかなって想像しながら読んでいくと頭に残ると思います。

運動療法について避けて通れない、徒手筋力テストを先にまとめてから運動療法の説明をしていきます。

徒手筋力テスト(MMT)について

徒手筋力テストMMT一覧徒手筋力テストMMT一覧

MMT:Manual Muscle Testingの略
筋力テストとして、いろいろな方法が発表されているが、臨床の場ではダニエルスらによる6段階法による徒手筋力テストが一般的である。

問題ではMMTと書いてある場合と徒手筋力テストと書いてある場合があります。
どちらで聞かれても認識できるようにしておきます。

また0から5までなので6段階評価であることも意外に間違えやすいポイントです。

MMTの評価

 5(N)正常

 4(G)優
ある程度の抵抗を加えてもなお重力にこうして正常可動域いっぱいに動く
 3(F)良
抵抗を加えなければ重力に抗して正常可動域いっぱいに動く
 2(P)可
重力を除けば正常可動域いっぱいに動く
 1(T)不可
筋の収縮は見られるが関節運動は起こらない
 0(Z)ゼロ
筋収縮は見られない

間違えやすいポイントをまとめておきます。
まずは「優」は「4」です。表にしていると勘違いしないかもしれませんが単独で出題された際に勘違いしがちです。
また「F:Fair」も日本人からしたらなにか想像つきにくいので間違えやすいポイントです。

あとはいくら筋力があっても極端に狭い可動域ではMMT5とは言えないということです。

筋力増強訓練について

筋力の維持・増強を目的とする。筋力増強の理論は回数は少なくても筋に強い負荷をかけることである。負荷は最大筋力の2/3以上とするがこの場合、疲労までの回数は連続10回程度の負荷である。

 

主な筋力増強訓練について

 等張性収縮:重さが一定
 等尺性収縮:筋の長さが一定
 遠心性収縮
 求心性収縮

等張性収縮について

筋収縮の強度が原則一定であることから等張性収縮と呼ばれる。
滑車・重鐘・バーベルなどを利用する
いわゆるよく見る筋トレのことです。ダンベルなどをもって上げ下げしたりするときの運動です。

大きく分類すると有酸素的持久力を増大させる目的の体操や歩行などのダイナミックな運動も等張性が主であると考えられます。

等尺性収縮について

関節可動域を伴わない筋収縮。筋の長さが一定であることからこのように呼ばれている。
筋収縮のみで筋の長さが変わらない・関節を動かさないので骨や関節手術の後の早期の訓練などに向いています。

等張性収縮と比べて筋肉増強効果も大きいのが特徴ですが、血圧上昇などの循環器系の負担が大きいのが欠点となります。

筋力に応じた運動について

MMTの評価にそって運動療法を行う場合の運動方法は以下のとおりです。

 

主な運動方法について

 他動運動:MMT1以下
 自動介助運動:MMT2
 自動運動:MMT3
 抵抗運動::MMT4
 漸増抵抗運動

自動というと一般的には勝手にやってくれるようなイメージがありますが、患者が「自」分で「動」かすということなので、こちらは運動を手伝うことはありません。

ポイントはどの運動がMMTのどのレベルで適切なものかです。

自動介助運動と自動運動は間違えやすいので要注意ですね。

漸増抵抗運動には有名な方法にデローム・ワトキンス法というのがあります。

筋持久力の増大について

筋の久力増大の理論は低負荷で数多く繰り返すことである。
最大筋力の1/3程度の抵抗で50~60回繰り返す

筋持久力を増大させるための運動と筋力をあげるための運動ではかける負荷が違います。

最大筋力の2/3が筋力増加・1/3が筋持久力増加です。

筋弛緩訓練(リラクセーション)について

筋緊張を低下させる訓練である。

特に痙性麻痺の患者は筋緊張の亢進が顕著なため大切な訓練です。

関節可動域訓練について

可動域の維持と増大を目的とする。

可動域を維持するだけでも訓練であるという所が意外に重要です。
とにかく手術後はすぐに可動域訓練をするのが鉄則。

なぜなら3週間以上関節を動かさないでいると可動域の低下は顕著となって、8週間以上の固定では不可逆的な変化を起こすとも書かれているからです。

可動域訓練のポイント

 可動域の維持・拡大
 術後はなるべく早めに開始する
 痛みの範囲内でのストレッチが原則

主な可動域訓練

 関節徒手運動
 振り子運動
 滑車訓練
 など

関節可動域検査(ROM)について

ROM:Range of Motion Test
各関節とも基本肢位を0度とする。基本時と移動軸に角度計を当てて測定する。角度表記は5度単位で良い。

 

ROM測定のポイント

 基本肢位を0度(足関節の基本肢位は0度)
 5度刻みで記録する。
 原則は他動運動で測定値を表記する
 など

5度刻みなので123°という表記はできません。

特殊な技術を要する運動療法について

とりあえず名前だけ覚えておいてほしいので記載します。

詳細までは不要です。

特殊な技術を要する運動療法

 神経筋即通法
  PNF法
  ボバース法
  ブルンストローム法
  ルード法
 関節モビリゼーション
 バイオフィードバック法
 など

神経筋即通法について

神経筋再教育法やファシリテーションテクニックとも呼ばれる。神経生理学的な理論に基づき開発された技術である

作業療法について

作業療法とは、身体や精神に障害のある人に対して、種々の手段(作業)を用い、機能的・心理的な改善による応用動作能力の向上と、社会的適応能力の回復により、生きがいのある生活ができることを目的として行う治療である。したがって患者が最大の能力を発揮し、その目的を理解し、自ら行えるように動機づけと援助を行うことである。身体障害に対するものと精神障害に対するものとがある。

 

作業療法の種類

 機能的作業療法
 ADL訓練
 心理支持的作業療法
 職業前訓練・職業前評価
 精神医学的作業療法

該当する作業療法

 手芸・刺繍・編み物
 〇〇細工(木工・金工・陶芸・革細工)
 足踏み機器の使用
 園芸

作業療法についてもまとめています。

どういったリハビリが作業療法に入るのかだけ覚えておきます。

確実に作業療法とわかるものだけで理学療法か作業療法か微妙なところを覚えるのは不要です。

理学療法についてまとめ

いろいろ細かくまとめましたが、大切なポイントは種類と禁忌です。
たまに中身まで聞く問題も出題されることがありますがそれもざっくり読んでおけば解けるような問題です。

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