柔道整復学

【柔道整復学】練習問題から学ぶ「肘内障」についての覚え方徹底解説

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 肘内障
 

こどもが親に引っ張られたりしたら発生すると言われています。
例えば、両親の間にいるお子さんを高くジャンプさせようと二人で引っ張り上げたときなんかでも発生すると言われています。

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ゴロ合わせのみで覚えようとすると失敗しますので、必ず一旦は丸暗記をするか理論立てて覚えるようにしていただければと思います。

肘内障について

 学齢前、2~4歳の幼小児特有の障害であり、非常に発生頻度が高いものの一つである。繰り返し発生するものもある。

4歳を超えると靭帯などがしっかり形成するためなりにくくなります。
最近の国家試験では肘内障ではなく、別名や英語で出題されることもありますので覚えておきましょう。

肘内障の別名

 肘引張症候群
  pulled elbow syndrome

肘内障の発生機序について

肘内障は親に引っ張られるなどをすることで発生します。
引っ張られた際にどのような機序で発生しているかを勉強していきましょう。

肘内障の発生機序

 強い引っ張り力に前腕回内力が加わる。
 輪状靱帯の下を橈骨頭がくぐり抜ける。
 外力なしに発生するケースもある。

3つ目の外力なしで発生するケースというのは、誰も引っ張っていないのに急に痛がり始めたりするケースのことです。
これは、前腕回内位の上体で体幹の下に腕が入り込んで、そのまま寝返りなど打つことで発生します。

自重で発生する肘内障

 前腕回内位で腕を体幹の下にして転がる

先程、4歳を超えると発生率が下がるという話をしました。
その理由を次の章で簡単にまとめています。

なぜ4歳を超えると肘内障の発生率は下がるのか

橈骨頭は、輪状靭帯によって橈骨切痕に固定されています。
前腕の回旋運動は、この輪状靭帯の中を橈骨頭が回転することによって行なわれていますが、2-4歳までは全身性関節弛緩があったり、橈骨頭の大部分が軟骨であることが因子の一つだと考えられています。

肘内障による症状

特に小児は自分の今の状態をうまく説明することができないため、ただ痛いというだけでわかりにくいのが特徴です。

肘内障の症状

 多くは前腕回内位・肘関節軽度屈曲位で来る
 肘関節外側の運動痛
 肘関節の屈曲・前腕の回旋はある程度可能
 回外強制すると不安感・疼痛がある
 上肢は動かせない
 発赤・腫脹は無い。

よく出題されるのは、発赤・腫脹が見られるという選択肢です。肘内障ではそれらは見られません。
そして下記の疾患との鑑別が大切です。

肘内障の鑑別診断

 骨端線離開
 軟骨損傷
 鎖骨の若木骨折

小児であることから原因がはっきりしないことが多いです。
橈骨頭部に腫張があるときは,骨端線離開や軟骨損傷との鑑別が必要でまた局部に変化がない場合は鎖骨の若木骨折との鑑別が必要である。

肘内障の整復法

肘内障の整復方法は実際に国家資格を取ったあとも使うことがありますのでしっかりと覚えておきましょう。

肘内障の整復法

 術者は一方の手で患者の前腕部を把握する
 他方の手の母指を橈骨頭を当て、肘関節を把握
 患者の前腕を回内・回外しつつ橈骨頭を圧迫する
 クリック音を触知したら整復される

患者は回外強制をすると痛がるため、回内で来院されます。
なので、前腕を回外すると良くないと思われるかもしれませんが、回内・回外どちらも行うのが特徴です。
固定は必要なく、整復後は直ちに動かせるようになります。

ちなみに他の整復法と同様に整復後は固定や三角巾をしたくなりますが、小児はすぐに自分でとってしまうため不要です。

肘内障発生後の指導内容

そのため、再発がしないように、発生機序について保護者に説明して起きましょう。

肘内障の練習問題を解いてみる

練習問題を解いて、さらに脳に刻み込んでいきましょう。

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【柔道整復学】肘内障の説明で誤っているものはどれか

[c]鎖骨の若木骨折と鑑別する必要がある
[c]整復後の固定は不要である
[c*]前腕回内位を矯正すると整復される
[c]患者は上肢を動かさなくなる

[x]
答え:前腕回内位を矯正すると整復される

整復は回内・回外ともに行います。

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【柔道整復学】肘内障の症状はどれか

[c]腫脹
[c]軋轢音
[c]内出血
[c*]運動時痛

[x]
答え:運動時痛

運動時痛はありますが、発赤・腫脹など外見上の異常は見られません。

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