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自覚症状について学ぶ
他覚症状について学ぶ
病気によって引き起こされる病的な現象のことを症状と言いますが、症状には自覚症状と他覚症状の2種類あります。
自覚症状というのは病気になった自分自身がわかる症状のこと、他覚症状は他者から見てもわかる症状のことを言います。
ですが、それだけではないので実は注意が必要なんです。
次項から具体例を交えながらご説明をしていきます。

ゴロ合わせのみで覚えようとすると失敗しますので、必ず一旦は丸暗記をするか理論立てて覚えるようにしていただければと思います。
自覚症状と他覚症状の定義
病気によって引き起こされる病的な現象を症状という。
患者が自分で感知できる異常を自覚症状という。
これに対して、患者は自覚できないが、医者や医療に関係する第3者が検査などによって指摘できる異常を他覚症状という。
患者が自分で感知できる異常
患者は自覚できない
医者や医療に関係する第3者が検査などによって指摘できる異常
教科書にはこのように記載がありますが…この限りではありません。
例えば、「発熱」を例にとると熱いな熱を持っているなっていうのは自覚できていますが、他覚症状です。
もっと具体的に言えば、発熱でなんとなく熱っぽいなっていうのは気がついていても今、体が何℃なのかはわからないですよね。
そういう意味で、「他覚症状」といえると思います。
逆に、「頭がいたい」や「かゆい」だけだと相手には伝わらないですよね。検査でもどれぐらい痛いかは測定できません。なのでこれが自覚症状です。
この状態から例えば頭痛の症状では、MRIを取ったときに実際に腫瘍が見つかるなどがあればそこで初めて他覚症状となります。
自覚症状に該当するもの
ここからは具体例をまとめていきます。
疼痛
不眠
掻痒感
悪心
ここで問題を解いてみましょう。
[qwiz style=”width: 90%; padding: 0.2em; border-color: #AADDff;border-style: dashed; min-height: 100px !important; ” align=”center”][q]
【病理学】問題 自覚症状はどれか。
[x]
答え:流涙
流涙というのは目が潤んで、涙(なみだ)がたまったように感じることのことです。
[/qwiz]
タップすると答えが出てきます。
解いていただけましたか?
実際に柔道整復師の問題で「可動域制限」という問題が出題されています。
病理学の教科書の定義で言えば可動域が制限されていることを本人が自覚していないとならないと他覚症状ではありませんが、じつはこれ他覚症状で正解なんです…
可動域制限は自他ともに認識できるやん…
他覚症状に該当する症状
次は他覚症状に当てはまるものをお伝えします。
発熱
肝腫大
高血圧
他にも全然、検査結果でわかるものはすべて他覚症状です。
例えば、健康診断の結果に載っているものはすべてですね。
最初に覚えた定義をもとに考えるとほとんど解けると思いますので割愛しておきます。
他覚症状のポイントは数値化できるかやレントゲン・MRIに映るかなど誰が見てもそうだとわかるものが当てはまります。
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